バッグそのものの数を減らしてからのというものの、中身も少しずつ減らしていきました。
移動の際に少しでも荷物を軽くしたい。
いつも手軽で身軽でありたい。
そんな風に思い始めたのは、社会人になってすぐのこと。
いろいろ煮詰まっていた時に先輩が貸してくれた『超整理術』を読んだことがきっかけです。
まだ断捨離という言葉も知らない時だったけど、それはすごいインパクトで。
著者の佐藤可士和さんはアートディレクター。整理テクニックよりも思考プロセスの本だといえます。
目に見えないものをデザインする氏ならではの空間や思考の整理術。感覚的な概念を形にするため考え方が、シンプルな言葉で綴られています。
ものをただ置いておくのではなく、必要なものだけにすることによって、その場所も気持ちもスッキリして頭も冴える。
何より、手ぶらで会社に行くというのが衝撃でしたね。
当時は営業職で毎日たくさんの資料を抱えて外回りしていたので、ポケットで十分、という可士和氏にうっとりしたのを覚えています。
今読み返しても新鮮な発見があります。
あれもこれも、置いてしまおう
あれからもう6年。
今になって、きちんと整理をすることの気持ち良さ、それによってすべての効率がよくなることがわかってきました。
頭の中や、気の持ちよう。身の回りや、職場。整えることの大切さを改めて感じています。
そうして改めて通勤時の荷物を見直しを。
以前から重宝していた置きポーチと置きヒール。加えて、外回りや急な来客用に置きジャケットをはじめました。
今日は会議が…来客が…と予定に合わせて持参していたジャケット。忘れないかとヒヤヒヤすることもあります。
だったら置きっぱなしにしてしまえ!
そして私も手ぶら出勤をするのだ!
と鼻息を荒くしたものの、さすがに財布やらお弁当がありLLビーントートが手放せないでいます。
ちなみに、ジャケットは左のベージュがZARA、右のグレーがPLSTで、いずれも数年前のものです。
春と秋用のジャケットはこの2着のみ。今の仕事服に合わせやすそうな色や形を選んで残したものです。
着用するのは仕事のみ。肌寒くなっても、デスクワーク時はジャケットではなくカーディガンを羽織ります。
長くて2時間ほどで、すぐにクリーニングが必要というわけでもありませんから、会社に置いておく方がいろんな点で効率がいいのです。
職場には冬用のコートラックがあり、この時期は誰も使っていないのでひとまずそちらに置かせてもらうことにしました。
男性同僚の多くは外回り用にジェケットを着てきますが、ラックまで行くのが面倒なのか、椅子にかけている人が大半なんですよね。しわしわになるのになー。
先週は出張で持って帰ったりもしましたが、会社に置くというのは本当に快適です。許される環境であることに感謝ですね。
秋の制服化は、このジャケットの活用も踏まえて服選びをしようと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。