2016年9月26日のNHK『あさイチ』の特集は”もたない暮らし”=ミニマリスト。
『今回は、必要最低限のモノで暮らす「ミニマリスト」のライフスタイルに注目しました。
不要な物を捨てる、というのがまあわれわれの常識、ですが今回登場する方々は、「必要を疑う」ところからスタート。
そして、「冷蔵庫や洗濯機を持たない」ところまでいっちゃうのです。
一体、どうやって暮らしているのか?見てみると、意外と、自分のくらしを省みるきっかけになったり・・・おっと、なんだか真面目すぎる特集か?って思いました?楽しいVTRがいっぱいですよ。』
という番組公式ホームページに期待が高まります。
詳しい放送内容はこちらです。
なにせ違和感たっぷり
ミニマリストは余白に弱い。
去年の七夕、NHK『おはよう日本』でミニマリストが特集された時は、その極端さからアンチ意見が相次ぎました。
共感できない!
カーテンはさすがにいるんじゃね?
みたいなツイッターが出回って、そのリアルな意見が読んでいて楽しかったけど。
あの時はたしかに取り上げられ方が極端というか、表現がクソ真面目で堅苦しい上に、実際にちょっと重くてくらーい感じがしたんですよね。
悲壮感や重苦しさが強調されがちなミニマリスト特集。
部屋はガラーン、床に布団がポツンというお決まりの画像ですね。
ていうか金ないだけだろ!と突っ込まれる様子に、なんか根本的に違う、うまく言えないけど、と思っていました。
ミニマリストに違和感があるのでは、その取り上げられ方に不自然さを覚えたんです。
明るいミニマルライフが見たい
『最小限』という英語から日本語への直訳の意味そのままにこだわると、極限までモノを減らす人が正しいミニマリストということになってしまいます。
「自分に必要なモノの量を見極め、快適に楽しく暮らしています」という人をもっと見たい。
そちらの方が今日本で言うところのミニマリストの大多数だと思いますし。
ちなみに、放送告知の番組HPにはアフロでおなじみ元朝日新聞・編集委員の稲垣えみ子さんがどーんと載っていらっしゃるので登場は間違いないでしょう。ブロガーのおふみさんもインスタグラムでそのようなことをほのめかしていらっしゃる。
このように悲壮感とは反対に明るくオシャレっぽく(といわれるのをご当人方は全力で拒否されるでしょうけど)、つまり普通にミニマルライフを楽しんでいる方が取り上げられるのは、とても嬉しいです。
個人的に注目しているのは、こうした特集に登場するミニマリストさんたちが徐々にスター化し、放送日に合わせて書籍も出されたりしてどんどんマネタイズする様子。
最低限のモノや労力で最大限の快適さやパフォーマンスを追求する。
そんなミニマリストさんはとても商売上手でもあるのです。
本当、学ぶべき点が多いなあ。
そんなこんなで、今回の放送は普通の一家が冷蔵庫をやめてみたり、ソファーをやめてみたり、の一週間「ミニマル・ライフ」お試し作戦なんていう軽いノリみたいなので、ブログを読むときに似た感覚で視聴できそうです。
井ノ原さん、有働さん、柳沢さんの軽やかなコメントも楽しみですね。
「持たない暮らし」は一過性のブームで終わるとか言われていたけれど、気がつけばもう3年以上ワイワイ賑わっているこの業界。
人は楽な方へ流されがちで、モノが少ないとメンテナンスが少なく済んで家事が楽になるから、ハマる人が多く定着しやすかったのかな。
これを機会にさらにミニマルな暮らしに興味を持つ方がさらに増え、ブームもまだまだ続きそうです。
個人的には、最近ちょっとだけ片付けに興味を持ち始めた母親にぜひ観て欲しくて、早速メールしました。
みなさまもお見逃しなく!
最後までお読みいただきありがとうございます。