こんにちは、くらためです。
まだ知り合って数年、会うのは年に4回ほどだろうか。
下の名前も年齢も、住んでいる場所、出身校、誕生日、血液型・・・そういえばな〜んにも知らない。
ただひとつ確かなのは。
いつも髪を切ってくれているその人を、とても信頼していた。
ヘアサロン難民、再び
カットとカラーで6000円円以下。その値頃感とアクセスの良さに惹かれて通い始めたけれど、事実、腕も良かった。
毛の癖や頭の形をよく理解した上で、曖昧なリクエストでも理想通りに仕上げてくださった。あまりお喋りもせず、淡々と作業される職人肌な感じも好きで。
だからご退職されると知った時の衝撃は凄まじかったです。
それを聞いたのは、産後に備えて地毛に戻そうと黒に近いダークブラウンに染め直し、ちょうど洗い流していた時のこと。
いやマジで無理、困る(`・ω・´)
という意味のことを、丁寧バージョンで口走ったよね。ていうかそれタオルで目を覆われた今言う?とも思ったよね(爆)。
他のお店に移るならついていけば良いのです。多少値段が変わろうと信頼の腕には変えられない。
とはいえ「実は、一旦この仕事を離れて、地元に帰って今後のことをじっくり考えようと思って・・・」となるともうどうしようもなくて(そもそも地元どこか知らない)。
でも、(おそらく)同世代としてはその決断もすごく理解できるなあ。それにいなくなって困ると思われるような仕事ぶりってやっぱり格好いいな。手に職があるっていうのも素敵だな・・・
なんて思っているうちに別れの時。本当にありがとうございました、と互いに礼。
抜け毛増えそうなのでなんとなく海藻摂取。乾燥ひじきはコープのが好き。
信頼して身体を預けることができる人の存在の尊さ。それは失うと分かって初めて気づくもの。
ご縁、だったんだな。
あいにくそれも途切れてしまうけど、この数年、髪のことはな〜んにも考えずお任せできた。それだけでもありがたいことだったなと今思う。
帰り道はなんとなくふわふわした気持ちで。
良かったら店長が引き継がせていただくので!とのことでしたが、なんとなく新しく探そうかな〜と思ったり(見送りまでしていただいたのにすみません店長・・・)。
色々と変化の時なんだな!
前向きに捉えて、サロン迷子を楽しもうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。