こんにちは、くらためです。
久しぶりに漫画を一気読みしました。
男性向けなんだけど女性も結構ハマると思います。「服を買いに行く服がない」的なファッション迷子を経験したことがある方なら特に。
服を着るなら、こんなふうにでどうでしょう。
オシャレに必要なものは理論
服を着るならこんなふうには簡単にいうとファッション指南書。
オシャレに必要なものはお金?センス?そんなものは必要ありません!
大切なのはコーディネイト理論を理解することだけ。それを紹介する史上初のメンズカジュアルファッションコミックが登場! 全男子必読! !
気軽にオシャレを目指すため、より具体的なアイテム&コーディネイトを紹介してロジカルファッションライフをお手伝いするという本作。
ネタバレしない程度にあらすじを紹介すると、まず服に興味がなかったゲームオタクの兄が、久々に同級生と再会したことで自分のファッションセンスのなさに劣等感を覚えます。
そして妹と一緒に服を買いに行く中で少しずつファッションに目覚めていく・・・という感じ。
ファッション初心者に大事なのはセンス云々ではなく「見せ方」。この理論を覚えれば、それほど高くないものを買わなくても十分に素敵に見せられるという話です。
ミニマリスト、服を着るならこんなふうに
最低限のアイテムでで素敵に見せたい。
そんなミニマリストにも参考になる部分が多かったです。紹介アイテムは手軽に手に入るものばかり(というかほぼユニクロ)で、即実践できます。
まさに「こんなふうに」。
・パンツと靴を黒にすると足長に
・モノトーン(黒と白)で十分に魅せられる
・ボトムスがベース=全体を整える
・バッグは合ったものを選ぶ
感覚で捉えて表現されることが多いファッションですが、本作ではなぜ似合う・似合わないが具体的でわかりやすい。黒デニムに黒い靴下、黒い靴を合わせるとかそのまま真似すればいいわけです。
生粋のお洒落さんや自分にとっての正解を導く手間を楽しめる方には、物足りない・全般的にダサいと感じるかもしれません。
でも、着こなしの知識や自信がない方は共感できると思います。今でこそプチプラで流行も楽しんでいますが、ファッションは好きなのに綺麗なショップ店員さんには苦手意識(というか劣等感)がある私は結構ハマりました!
もちろん基礎だけではなく徐々に応用も紹介されていきます。このフレーズにドキッとしたんですよね〜。
「そのコーディネートを見た時、いいと思ったんでしょ?
だったらせめてその時の気持ちを否定しないで、そういう方法もあるってことを覚えておけばいいと思うの」
無難に小綺麗なことはベースに、数は少なくても「いいと思った」を気持ちを大事にして服を買う。そんなふうになれたらな〜なんて思います。
もちろん全てに共感というわけではなく、男性向きであること加味しても微妙な箇所はありました。
まず冒頭からやけにスキニー推し、足首チラ見せの短め丈推しなのが気になります。これが似合う体型の男性はそう多くないよね・・・
また「お洒落な妹からファッション指南をされる兄」という話だけどその妹キャラの服がまあまあダサいという件は、多くの女性読者が突っ込みたくなるでしょう。
それでも女性版・服を着るなら(以下略)と言われるマンガde学ぶ大人のおしゃれよりはすんなり受け入れられる感じです。
「センスも大金も必要なし、おしゃれに大切なのは理論を知ること」という原作者の信念がビシビシ感じられ、ミニマリストの方にもハマる点がたくさんあるんじゃないかな〜と思います。
ストーリー性はないけど面白くてスイスイと読んじゃうよ!なんていうか・・・進研ゼミの漫画みたいな感じ(笑)。
最後までお読みいただきありがとうございます。