こんにちは、くらためです。
「くらためはゆとり世代だから○○○だよな」
入社した時からずっとそう言われてきました。
まあ、そうですかね(`・ω・´)
としか答えようがない。
ゆとりですがなにか。
ゆとり世代とは何歳の人のことでしょうか。
”小中学校において2002年度以降、高等学校において2003年度入学生以降に施行された学習指導要領を受けた世代。1987年4月から2004年3月生まれ。(Wikipediaより)”
なんとなくバブルの雰囲気もわかり、山一証券のニュースもなんとなくわかり平成不況という言葉は身にしみています。就活の前後はちょうどリーマンショック。エントリーシート書きまくりです。
つまり私、ゆとりです。
なんの自慢にもなりませんが4つの特徴もわりと抑えています。
①失敗を恐れる
②打たれ弱い
③現実的で夢を見ない
④ルールは遵守する
ただし、勇気を出していいますがこの特徴は言う人によって都合よくねじられ曲げられます。
エクセルを部長に教えれば「さすがゆとり」アナログなファイリングの手順を確認すれば「さすがゆとり」。
飲み会を断っても「さすがゆとり」空気を読んで参加しても「さすがゆとり」。
でも、仕事をする上で当たり障りなくいきたいのでシレッとかわすのです(まさにゆとり)。
さとりくんがやってきた
そんな日々を送る中、職場にさとりくんがやってきました。夏休み恒例・インターンシップの大学院生です。
今年はたまたま私のいる部署にも配属され、先週から仕事を教えつつ行動を共にしています。
は?さとりってなに?
後付け感満載の言葉「さとり世代」は、ゆとり世代と比べて認知度が低いのです。耳慣れないという方はさとり世代 盗んだバイクで走り出さない若者たちを読むかこちらを。
”これは現代のの若者気質から作られた言葉であり、最近の若者が現実を悟っているように見えたところから生まれた。世代の範囲は概ね1990年代以降に生まれた世代とされる。(Wikipediaより)”
さとり世代の特徴は以下の通りです。
①欲がない
②恋愛に興味がない
③お金を使うことに興味がない
④人と付き合うことに興味がない
坊さんですかあなたは?という感じですね。
かすかにバブルを覚えている我々ゆとりとは違い、物心ついたら完全に不景気まっしぐらだったさとり世代。不況しか経験していないので、大きな夢を持たず高望みもしません。ネット世代なので調べ物もできて物知り、そして現実的だと言われています。
我らがさとりくんもまさにその感じです。夏休み旅行?金ないし興味ないっすね〜みたいな・・・
ほぼミニマリスト
このさとりくん、荷物がやたら少ないのです。
カバンが小さくて、取引先に同行する際に書類が入らず初日に部長に注意されたくらいでした。スマホで支払い、読書、仕事もする(しかも早い)。
もしかして持ち物が少ないで方ですかと聞くと、ひとり暮らしの部屋にはほとんどモノがないそう。ないのが当たり前で、あるとモヤモヤするというのです。
生粋のミニマリストだ〜っ(´∀`)
とはいえミンティアと汗拭きシートはちゃんと持っていて、スーツは高級品ではないのだけれど清潔感とおしゃれにもきちんと気を使う。
どんな仕事を頼んでもきちんとこなし安定感があります。まさにウワサのさとり世代。
実は彼らの最大の特徴とは『仲間や大人の評価を適度に頭に入れ、こざっぱりした服を着こなし、現実的な目標に向けそれなりに努力』することだと言われています(日経マイニング 2006年)。
これまでの買って使って消費することに重きを置く社会から、精神的な豊かさに興味を持ち、新しい価値を創り出している彼らにとって、ミニマルな生活は当たり前の感じなんですよね。
だから無理している感じも全然ないのです。興味や憧れでスタイルとして取り入れるのとは違う、どっしり構えた感があります。
さとりくんは生粋の天然ミニマリスト。そして私は養殖ものです。
そして今日、文房具が入った私の机の引き出しを見て言いました。
「意外とガランとしていい感じっすね」
・・・いいコじゃないかさとり!でもなんか妙に上からだなさとり!
とはいえ、自分自身も「ゆとり」と言われるのが嫌だったことを思い出し、その言葉は飲み込みました。
他部署の同期に聞くと、度合いは違えど同じようなタイプだったそう。ついに私たちも「最近の若いコはよくわからないね…」と言うようになったのかと感慨深いものがありました。
育った世が世ゆえに自然とミニマルな生活を送るさとり世代。いろいろ聞いてみたい気もするけれど、迫ってくる痛いアラサーだと思われるのが怖いのでおとなしくしていようと思います。
上司の机にありました。私たちのトリセツでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。