こんにちは、くらためです。
ネットにSNS、雑誌などの「お得」「節約」情報にアクセスしやすくなった今。
良いと聞けば飛びつきたくなるし、人様の貯蓄額も気になる。
お金ってやつは・・・(`・ω・´)
でも基本は変わっていない。
そう思い知るのが『私の財産告白』です。
見栄はいつだって人を滅ぼすのだ。
天引き貯金は半世紀以上前から
本多静六氏は、林学が専門の東大教授。
1950(昭和25)年に実業之日本社から出版された『私の財産告白』では、お金の大切さと成功の秘訣を、包み隠さず告白しています。
ネットバンクもメルカリも、ポイ活もない時代。
それでも昔に書かれたとは思えない。今にも通じるものがあるのが不思議。
「月給の4分の1は天引きで貯金」
これとか、今の先取り貯金と一緒。この本が元祖なのかな。
さらに本多氏は、その貯金を元手にしてコツコツと投資を積み重ねることで、富を築いていきます。
80年以上も積み重ね、財を成したというから説得力がすごい。
情報が溢れすぎて迷子!という方には本当におすすめ。テクニックではなく心構えについては背筋がシャキッとします。
中でも痺れたのが、「見栄」についての記述です。
虚栄心を手放すことがお金持ちへの一歩
一番大事なのは「虚栄心が節倹の敵だと気づくことだ」と氏は説きます。
必要か否かで何を持つか、自分軸で決めるミニマリストにはしっくりくるのではと思う。
それでも(私を含め)多くの人が、良くも悪くも見栄のための買い物を繰り返してしまうんですよね・・・
心構えが足りぬっ (`・ω・´)
と、喝を入れてくださる名著です。
基本は愚直に、コツコツ貯金。
そして何か買い物がしたくなった時やそれが不相応か迷った時には、自分を良く見せることに何の意味があるのかを問う。
それだけで貯まる基礎はできている!!と氏は教えてくれます。
最後にもう1つ、私のような平凡には耳が痛い言葉。
「平凡人はいついかなる場合も、一つのことに全力を集中しておしすすむべきこと。」
選択肢が多くなんでも気軽に手を出しやすい今、改めて主たるものを大切にしたいですね。
しかもこの本田氏、定年で退官された後にはその全財産を匿名で寄付されたのですよ。コレもまた平凡人には分からない感覚・・・
出産に伴う収入減や保険の見直しなど、お金問題に向き合っている今。
何より先に読み直したこちらに感激しっぱなしなのでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。