こんにちは、くらためです。
シンプル万歳!持たない暮らし万歳!
そんなちょっと視野の狭い自分に気づいた話です。
友人Kちゃんが出産し、彼女の実家に行ってきました。
中学生の時以来でしょうか。玄関に足を踏み入れるだけでノスタルジックな気分になります。
片付けられないタイプ
「散らかしてるけど入って〜」と言うこれまた10数年前と変わらぬ台詞で迎え入れてくれたKちゃん母。ニコニコしているおじさんの顔もシワと白髪は増えたけどあの頃のまま。
そして、散らかり具合も変わらない!
昔もうっすら感じていたけれど、大人になって改めて見るとなかなかの散乱ぶりです。
机の上には紙類や文具、床にも雑誌やら衣類、ベビーグッズから健康器具、贈答品とみられる箱が延々と並びます。
畳の上にラグが敷かれ、その上に座布団が置かれる巧みなレイヤードインテリアです。
気にしない生き方
Kちゃんご両親は自他共に認めるほど捨てられないタイプで整理整頓に無頓着です。どちらかというと裕福な一家の邸宅は広く、モノが多くて管理しきれていない様子。
その暮らしははゆったりしていて、性格は穏やかで、ガハハと笑いも絶えない。昔からそうで、そんなKちゃん一家が大好きなのです!
小学校の頃一度、家出した際は直行したレベルで(笑)。
くらため母は普通レベルのきれい好き。
モノの量は少なくありませんが、ジュースをこぼせば怒られ、片付けなさい・掃除機かけなさい・早くしなさいなふぉと口うるさく言われたものです。
一方、Kちゃん母は違いました。
自分の子供やその友達がこぼそうが汚そうが、特に焦ることもなく「これで拭いておいてね〜」とティッシュ箱をポイっと渡すのみ。
その隣でお父さんがさらにお茶をこぼすような場面もあって、子供心に「この家はなんだかうちと教育方針が違う」と思ったものでした。
とにかく小さなことを一切気にしないのです。
それでKちゃんが特段ユニークに成長したということもなく、掃除も家事もごく普通にこなす主婦になっています。
幸せを感じるちから
気持ちも、暮らしそのものも落ち着かせたい。そんな想いでシンプルライフなるものを理想に日々ちょっとずつ工夫をしているつもりです。
私がしたいからそうしているだけ。でも、ブログにまとめたりそういう系統のものばかり読んでいると、志向が偏ることは否めません。
シンプルが正義、片付いていることが普通。
それができないい人がだらしない、ああはなりたくない。
声や文字にしないだけで心のどこかでそう思っているんじゃないか。これがいい!と決めることで他を否定してしまっているのか・・・ありのままで満足できて、幸せを感じられることの方がずっと素敵なのに。
変わらないKちゃんのご両親と久しぶりにお会いして、自分の考えが浅い気がしました。
持たない暮らし自体は、今後も続ける気持ち満々です。
でも小さなことは気にしない穏やかさや、気持ちの余裕は持っていたい。人にも寛大でありたい。上から目線になってないか、否定していないか。気をつけたいと改めて思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。