スムージを飲み始めました。
テレビや雑誌、SNSで見ていても別世界の話だと思っていたのは数年前。やっとその良さを実感しているところです。
なぜ今になってスムージーなのか。
今年の初めから簡素な暮らしを心がけるにあたり、食とも向き合いたくなりました。
食のブームは毎年入れ替わり立ち替わりやってきて、食欲は旺盛な方なのでその度に心揺れます。
今回はトレンドの健康系の食べものについて、流行や情報に振り回されず、最後まで無駄にせず取り入れる方法を考えてみました。
結論を先に言いますと「2年以上話題になっており、今尚気になっていたらGO!」です。
トレンド系食品は贅沢品だと思う
ココナッツオイル、ココナッツウォーター、チアシード、ヘンプシード、アサイー、デトックスウォーター、グラノーラ。
ここ数年の間に流行したのは、以前の日常の暮らしにはなかったものばかり。
つまり、なくても問題なく生活できていた。
それを敢えて取り入れるのは贅沢ですよね。そして、郊外のスーパーでも普通に棚に並ぶようになりましたが、総じて高いです。
もともと希少なものであれば高価なのは当然。輸入コストもかかります。
耳慣れないものなので適正価格がよくわからず、体にいい!となれば1袋¥1500のチアシードが飛ぶように売れてることも。
品薄になればさらに希少性が高まり、価格は下がりません。
メーカーや販売会社にとってもブームになる健康系食品はおいしいアイテム。その多くが「続けることで効果がある」とされていて、あれもこれもと取り入れているとすごい金額になったりします。
1年以上で浸透、2年以上で定番
ここ数年の食材や食べものを先に挙げました。ハマったという方も多いと思われますが、そもそもどのようにブームがうまれ、浸透し定着していくのでしょう。
遠路はるばるやってきて、田舎のカフェに並ぶまで
健康系トレンド食品の多くは海外の俳優やモデル、ミュージシャンなどのセレブリティが愛用しているということから広まります。
まずはNYやLA、パリやロンドンなどでもてはやされるようになり、常に新しいもの(お金になるもの)を探しているメーカーや商社の目に留まります。
仕入れルートが定まったころには各メディアやSNSによって一斉に伝え広められ、日本でもブームに。ここまでに半年ほどを要するようです。
その多くがおしゃれな食べものというイメージも付加されて、トレンドに敏感な女性たちを中心に試されシェアされます。
数カ月から半年位で日本国内にじわじわと浸透していくのですね。
こうして、わたしが住むような地方にある(一応)おしゃれカフェにも「アサイ―ボール ¥1380」が並ぶようになります。
セレブが食していた液体が、数ヶ月〜約1年を経て庶民の口に入ると思うと大変感慨深いものです。
定番化するのにさらにもう1年
ブームは長続きしない場合がほとんど。
古くはナタデココのようにその名を聞くだけでノスタルジックな気持ちになるものも。最近でいうと、ジャーサラダを見かけると「去年感」が漂います。
贅沢品ともいえるトレンド食品。にもかかわらず定番として落ち着くには、いくつかの条件が揃ってこそです。
・実際の健康効果や美容効果が実感できる
・簡単に手に入り、簡単に摂取できる
・見た目の落ち着き
・ただただおいしい
様々な効果が正しく実感できるようになるには数カ月~1年はかかりそう。肌でさえ28日でようやく1周期ですからね。
また、手軽に手に入る価格でネットやスーパーで気軽に購入できるないと一般的には続きません。
瓶を片手に「ジャーサラダにハマってるの」と宣言するのは今となっては恥ずかしかったりするので、ビジュアル的にもあまり特色がないほうがいい。
なによりおいしいことが重要で、無味無臭のチアシードが危機感を抱いているポイントは、その辺りじゃないかと思う。
シビアな消費者のニーズをしっかり満たしたものは、たとえそれが流行から始まってもしっかりと生活に根付いていきます。
だから今、スムージーを飲む
ご存知ない方は少ないかと思いますがおさらいを兼ねて。
スムージーとは主に野菜と水をブレンダーやミキサーにかけた飲み物です。
その一番の魅力は、新鮮な生の野菜を一度にたくさん摂取できること。
理想的な1日の摂取量は350gと言われてますが、実際にサラダなどで食べようと思うと難しいもの。これがコップ1杯でずいぶんフォローできます。
一時は身体を冷やす、糖分を摂りすぎるなど問題視されていましたが、そうしたアンチ意見は必ずでてくるもの。
一時はデトックスウォーターに押され気味でしたが、今でも愛飲家をよく見かけますし、なにより効果的な飲み方やおいしいレシピ今ならたくさん。そんな今だからこそ、より良い状態でスムージーを始めることができます。
実は、早起きの投稿(→コチラ)で書いた「早起きしたらやってみたいことをやっていい」のひとつが酵素スムージーを取り入れること。
新鮮な野菜やくだものを常備してジュースにして飲むのは、(わたしにとっては)贅沢なことであり密かな憧れでした。
はじめてみるとやはりおいしくて、朝の楽しみでもあります。情報が揃っているので、バリエーションや健康状態を考えて食材や味を変えてみるのもまた楽しいものです。
まとめ
トレンドになるような健康食品は贅沢品。
その多くは健康によい「らしい」、おしゃれ「っぽい」、おいしい「気がする」という不確実とも呼べる状況でもなお、比較的高い値段で流通しています。
無駄のない簡素な暮らしを心がけたいと思う今、その登場から2年ほどは一歩下がって様子を見てみることにします。
栄養成分が持つ効果がある実証され、またその正しい摂り方が議論され、安定流通し、価格が安定する頃がはじめどきですね。