こんにちは、くらためです。
指先に毛先、いわゆる末端が綺麗な人は美しいと常々思っています。
でも自分がきちんとケアしているかというと別の問題で、白魚のようなという表現とはほど遠い手をしています。
ハンドクリームを塗る習慣もなかなか定着せず、ひとつ使い切るのも一苦労。
隣の席の先輩にいただいたものだと、捨てられないしね。
終わらないチューブ
いわゆるハンドクリームは持っていませんでした。
あ、でも家にはかわいいニベアの缶があります。
寝る前にひと塗り、寝袋をはめてしっとりて手肌をゲット♪
なんてするはずもなく、ニベアはニベアとして顔に塗ったりたまにかかとに塗ったりしていました。
しかし、異動してすぐにこちらのうるおいさらっとジェルをいただきました。
ちょうど秋真っ只中で乾燥が始まる時期。
やたらと資料をめくる仕事が多く、くらための指は干からびていました。指サックを使ってなんとかめくる。来る日も来る日もです。
そんな時に隣の先輩が「これベタベタしなくて仕事中にもいいよ」くださったのです。
紙ものが多いしカサつくと癖になるから、ちゃんと塗るといいよって。
資料ひとつろくにめくれない部署の新人に呆れつつも同情してくださったのでしょう。
移動したばかりでくらためなりに人間関係に気を使っていた頃、そんなご厚意が嬉しかった。だから慣れないハンドクリームも使おうと思いました。
半透明でするすると伸びて、クリームと比べて確かにベタつきは控えめです。
香りもなく、さらさらと伸びてすっとて肌になじみます。
けどさ、やっぱりベタつくよね。
クリームよりは随分とさらさらしている。きっと感覚の問題なのでしょう。
紙に付きやしないかとヒヤヒヤします。キーボードにも付きそうです。
かと思えば先輩はこの他にも(目視で分かるだけで)4種類もの濃密なクリームが常備され、それらを駆使して御手手に塗っていらっしゃる。薔薇みたいないい匂いもする。
どうやってるんだろう?
盗み見るくらため。
昼休みが終わる。先輩、塗る。パソコンする。
トイレ行く。先輩、塗る。コピーしに席を立つ。紙もガシガシ触っている。
謎すぎます。
クリームを気にする様子もなく、かと言ってデスク周りにベタつきの形跡もないのです。
勇気を出して「ベタベタしませんか」と聞いてみようと思いましたが、勝手に勘ぐららえて変換されて「先輩から回ってくる書類がベタベタしててマジキモい」と言っていると解釈されても困るしなあ。
ああコミュニケーション能力が欲しい。
塗り込み方に違いがあるのか?ごく少量を塗りこむのか?
そんなわけで米粒大を塗り込んでいるうちに月日は緩やかに流れ、ようやく8ヶ月。
つ、使い終わったよー _| ̄|○
思えば家に持ち帰って処分することもできました。
でも好意を無下にしたくなかったし、カサつきがくせになるというのも怖かったのです。
しかしながら8ヶ月経ってもハンドクリームを塗ることは習慣にならず。
まだまだ若いからと調子に乗っているだけで、後で痛い目を見るのかもしれません。
「手の甲には年齢が出る」
「乾燥は一番の敵」
そんなフレーズを目にするたびに、一応慌てて塗りったりはしています。
まあでもほら、無事に使い切ったし。物を大切にする基本行為「感謝して」「使い切る」ができたわけだし。
手放す瞬間になんだか、お疲れ様自分!という気になったのでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。