こんにちは、くらためです。
不妊治療を初めて、気づけばちょうど2年。
タイミング法、人工授精はそこそこに、体外受精・顕微受精とあれよあれよとステップアップ。あまりポリシーがなかったこともあり、医師に勧められるままのフルコースでした。
途中はとても長く感じた。
そして今もやっぱり、長く感じている。
強く鈍感になりました
最初の移植は流産でした。
7週を過ぎても心拍が確認できず、8週で確定。手術予定日を前に自然排出しました。
2度の採卵、6回の移植。
それは今通う超高度医療のクリニックではそう珍しいことではないのかもしれません。
でも以前通っていた所では完全に超!拗らせ組でした。「通常は・・・」「普通は・・・」という言われ方をしたこともあったし。
そうして過ごしたこの2年、得たものもあります。
どうしようもないことがある、という事実。
それでも前を進むのだ、という希望。
そして、お金は大事だよという、これまた事実。
流産や度重なる陰性判定で、メンタルは鍛えられました。泣いたことも数回あったけど、どうしようもないことで落ちる時間を短縮する術が分かってきました。
先がわからなくても鈍感にふわふわ〜と、「前に進む」ことをひたすら繰り返し。
そして極論、お金がなかったらここまでできなかった。
税金で賄われる補助金はありがたく、でもそれが保険適用であっさり廃止になったくせに、保険適用だと使える薬が極単位少なく治療ができないという壁を知りました。
私の場合はタイミング的に最後の1回の移植が補助金が得られなかったので、自己負担が大きかったです。
治療を通して、正社員で働いた年収分以上が吹っ飛んだ。けれど心配せずには済んだという経験から、これからも働き続けようという意欲につながりました。
ちなみによく聞かれる、「夫との絆が深まった」とかは別にないです(爆)。
送り迎えしてもらったりとかもないし、一緒に通院してもらったとかもない。私自身があまりそれを望んでいなかった(自分のペースでやりたい)のでそこに問題はない。
食事制限の面で一緒に頑張ってくれたのも感謝というよりまあ普通だと思うし(女性だけが努力する方がおかしい)、たまの労いの言葉が嬉しかったぐらいでしょうか。
あ、でも。2人で生きていくのもいいなと思うようになったこと、それは得たものかもしれないねと話しています。
そして今。
9週の壁をなんとか越えたい。その先にある12週の壁も越えたい。そして出産まで無事継続できますように。
ただその気持ちだけです。
最後までお読みいただきありがとうございます。