こんにちは、くらためです。
今日が手術の予定でした。
流産かもしれないと分かってから2週間ほど、思わぬ形ですべてが終わりました。
稽留流産、自然排出しました
こういう話が苦手な方はここでやめておかれることをお勧めします。
あとあくまで個人の体験談で、表現や感じ方にかなりの個人差があることをご了承ください。
手術日が決まってからも変わらずのんびりと過ごしていました。
週末はあまり外出せず、平日も仕事終わりに散歩にも行って、夜は本の続き読んで。
お腹の痛みも出血もまったくなく普通に過ごしていたんです。昨夜、本の結末に号泣してた以外は。
さあお風呂にするかと、その前にトイレへ。いよいよ出血がきたかな〜という違和感が。
それでトイレを見ると、いたんです。
ホタルイカの沖漬けが (`・ω・´)
最初は血の塊かと思ったら全然水に溶けなくて、脳内がハテナだらけ。見ているうちにもしやこれは胎嚢ではと思いました。
そういえばどんな色・形か知らないんですよね(爆)。
その「何か」を言われた通りプラスチックスプーンですくって、病院でもらった保存容器に入れました。
当事者でもある彼にも一応、見るか聞きました。「こういうのすっげ〜苦手だけど見ないと後悔しそうだから見る」って分かるわその気持ち。
沖漬けだと思えばそう悪くないよと渡すと、まんまだな・・・とじっくり見つめていました。
水に1%の塩入れて冷蔵庫保管します。そして今朝クリニックに電話すると、すぐに来てくださいと言われました。
幸い業務にも余裕がありしかも緊急扱いで朝一番乗りで予約をしてくださり、1時間遅刻で行けました。
流産手術はなくなりました
そして内診をすると・・・
「全部きれいに排出されています。」
この週数だしかなり出血して痛かったでしょう、と先生が優しく言います。
いいえ全然 (`・ω・´)
くら「出血も痛みもほぼなかったし、今もないです。おかしいですか?」
先生「え、全然?」
くら「はい。ぬるっと出て終わりです。」
先生「そういえば出血してないな。でもきれいに出てる。まあ良かった。自然に出るとはいえかなり痛みも出血も伴うことが多いから。手術ももう要らないから安心してね〜」
くら「本当ですか?やった〜!」
いつもの看護師さん「良かったですね!」
(=´∀`)人(´∀`=)
と、流産の診察でありながら、なんだか和やかな雰囲気に包まれました。しんみりより良かったです。
流産が確定してからというものの、自然排泄の体験をインスタやブログで読みました。
みなさん出血が徐々に増え、人によっては突然大量の出血があったり陣痛のような痛みを伴うと書かれていて、かなり身構えてしまったというか(陣痛知らないけど)。
前回の診察までに出血や痛みが全くなかったため先生から手術になりそうだと言われていたのもありますが、正直、いつくるか予期できない痛みや出血への恐怖が手術の後押しにもなりました。
でも本当に人それぞれですよね。私は特に軽く済んだ方だと思います。痛みが無く、普段の生理痛や食べ過ぎの腹痛の半分以下の違和感でした。
体にも気持ちにも負担をかけずに出てきてくれて、ありがとう。
正直、どういう感情を込めて向き合うか戸惑いもあったし、そんな自分が冷たいのかなと思ったり・・・
でも姿形を見たら本当にかわいいと思ったし、ありがとうと言いたくなりました。
というわけで今回の妊娠はここで一旦、すべて終了です。重めの話なのにお付き合いいただいた読者様もありがとうございます。
できることなら避けたい経験。でも私一個人にとっては今後の糧になる、糧にしなければと思いました。自分が産まれてきたのも奇跡だと思えた。
そんな出会いと別れの季節。田舎の空いた道端の桜をゆっくり楽しもう。
最後までお読みいただきありがとうございます。