マツコの知らない世界が好きです。
マツコ・デラックスさんの知らないあれこれを、その世界の通であるゲストが力説するあの番組です。
通常は一般人の方が多いのですが、今日のゲストはモデルのローラさんでした。
ローラさんといえば誰もが知るその美しさや面白いキャラクターだけでなく、類稀なるファッションセンスとオシャレへの探究心も魅力と言われています。
日々のコーディネートを投稿したインスタグラムのフォロワー数はなんと300万人以上。
渡辺直美さんや水原希子さんと並び、日本を代表する大人気インスタグラマーでもあるのです。
instagram.com
大好きなのーと言える強さ。
「ファッションが大好きで、特に自分流に着るのが好き。」
増える洋服のために引越しを繰り返すというローラさんが、興味深い発言をされました。
「同じ格好はしない。なんでかなーって考えてみたら
同じ日を繰り返したくないから。毎日新しくいたいから。」
素敵じゃありませんか。
つまり引っ越さなければいけないほどの大量の服も、バッグも靴も、ローラさんにとっては全部が必要なものでありときめくもの。
それどころかアイデンティティを確立するものだといえます。
自分自身が自信を持っていることや、自分自身の拠り所を理解している。
つまり、ファッションに関することが得意だということを自認していることで、自分に自信を持つことができる。
そういう気持ちが時に支えになり、他で何があっても強くいられるんですね。
ローラさんの場合はそれが仕事につながっているから、なおさら格好いい!と世の女性たちは思うのでしょう。
同じようなことはこちらでも書きましたね。インスタで人気の人はそういう傾向にあるのでしょうか。
同じ日を繰り返したいから、同じコーデをする。
ミニマリストやシンプルライフという視点でいうと、無駄のない無理のない日々を求めている方が多いです。
ローラさんがいう「同じ日を繰り返したくない」という発言には、毎日違った刺激や新たな発見を追い求める気持ちがあるように思うのですが、ミニマル思考はいわばその真逆。
穏やかに、淡々と日常を過ごしたいのです。
もしくは興味のあることに対してはとことん労力を注ぎ、それ以外のことは完全にルーティン化したり省略したい。
スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着ていた理由もそこにあります。
服のコーディネートについてもローラさんとは逆のことが言えます。
つまり、同じ日を繰り返したいから同じコーデをするのです。
私もそのひとりで、私服の制服化なるものを試しているわけで。
とはいえ、モノをひたすら不必要だと排除するような(日本流の)ミニマリズムには疑問もあります。
無駄をなくしつつも、「これが大好きだ」「これだけは自信がある」と思うことを見つけて、それにとことん集中して楽しむという生き方に憧れます。
得意なことをもっと伸ばす。興味のあることを学んでもっと好きになる。そういう前向きさは持っていたいのです。
本音を言えば、大好きだと思えること以外に労力を使えるほど器用じゃないし、時間やお金を使う余裕もないというだけなんですけどね。
そういう意味で、今の私にとってファッションやコーデという分野は省略の対象だったのかなとも思います。というか、他のことに集中したいから一旦お休みという状態。
もちろんファッションに目覚めてそれを追求したいと思う日が来る可能性も十分にありますが。
マツコの知らない世界でのローラさんを見て、「モデルだから、芸能人だから、お金があるからあんな風にファッションを楽しめる」と思う方もいるかもしれません。
でもよく考えてみれば、ローラさんの場合ははじめから大好き!の対象がファッションなんですよね。
だからとことんこだわるし、8年も前から毎日のコーディネートを記録している。
そうやって好きを突き詰めた結果が、今のご活躍につながっているのでしょう。
じゃあ、私は何が好きで、何を突き詰めたいんだろう。
コーディネートを考えることを省略して空いた時間や、使っていない脳をなにに使おう。
ただただミニマル化してぼんやり過ごすだけではなく、自信につながるようななにかにつなげたいなと思ったりするのでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。