こんにちは、くらためです。
先日亡くなられた名女優の樹木希林さん。
そのご自宅が、あるテレビ番組(ぴったんこカンカン)で紹介されていました。
ここ数年は物を減らしていたという樹木希林さんですが、そのお部屋は素晴らしいセンスに満ち溢れたオリジナリティ満載の空間でした。
樹木希林さんのご自宅に見るセンス&審美眼
都内の一等地にゆったりと建てられた邸宅。
コンクリート打ちっ放しの外観と、落ち着いたダークなトーンの家具が設えられてたインテリアに釘付けになった方も多いのではないでしょうか。
MCを招き入れた樹木さんは、部屋を案内する途中で繰り返し「モノは要らない」「減らしている」と仰られていました。
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程よい余白がありすっきりと整頓された空間。それなのにただシンプルなのとは明らかに違うのです。
持たない暮らし・ミニマリスト界隈の方々の部屋はどうしても表情が一様になりがちで、その多くが白っぽいかモノトーンで直線的でさっぱりとしている印象です。
一方で樹木さんのお部屋に置かれたモノはというと色や素材はバラバラ。茶系がやや多いでしょうか。
そして部屋は全て自分で手入れをしているとおっしゃっていました。お手伝いさんもいらっしゃらず、お仕事でもマネージャーなしの個人事務所だったのだとか。
ツナグとか良かったなあ・・・
拾ったモノでもとことんお洒落
一目見た時はさぞかし高いのなのだろうと思いました。
しかしどれももらったモノや拾ったモノだと仰られます。拾ったソファに拾った傘。椅子に置かれた毛皮はコートだったもの(「中村」と刺繍が入っていたので中村さんのモノだったのでしょう)。
適当に拾ってあの雰囲気が生まれるかといえばそんなはずもなく、洗練された審美眼をお持ちの樹木さんならではのモノ選びだったことは容易に見て取れます。
また、女優として数々の作品で賞を獲られていましたがそのトロフィーはランプスタンドに作り替えられて実用品として置かれています。
自分で手を加えたり使い方を工夫することで全体が見事に調和。1つ1つにエピソードがあります。それが他の誰にも真似できない「樹木さんの部屋」なのです。
今はまだ減らすことに躍起になっている私のモノ選び。
その基準は、手に入りやすさ(価格&手間をかけずに買える)、手入れのしやすさ、見た目のシンプルさです。
そこにストーリーがあるかと言えば・・・
ないよね(`・ω・´)
そんなのいらないと思えばそれでいいけれど、樹木さんの圧倒的に素敵な部屋を目にし「その人らしさ」に満ち溢れた空間への憧れが確かに芽生えました。
ご冥福を心よりお祈りいたします。
最後までお読みいただきありがとうございます。