今日は、くらためです。
毎年恒例のAKB総選挙が終わりましたね。
波乱もありましたが、大方の予想通り指原さんの3年連続1位が確定。世間もふ〜んそれはよかったねといったところでしょうか。
そんな様子をスマホ片手にピノを食べながら観るという、アラサー独女の典型スタイルで拝見しておりました。
時々上がる歓声にチラリと目をやれば、女の子たちの悔しそうだったり嬉しそうな表情。
・・・実にほほえましい。
女の敵は女
モー娘。とAKBの繁栄とともに学生~社会人時代を送ってきたわけですが、当時はそれほど興味がありませんでした。
アイドルが好きな女子はクラスにも一定数いたし、放課後のカラオケではフリまで完コピして歌いまくることもありました。クラスの人気者の派手な女の子たちだったと記憶しています。
一方、同性・同世代というのは互いに辛辣な感情も持ち合わせており、どこか冷めた目で見てしまっている自分が確かにいました。
私だけじゃなく一緒にいた友達もそんな感じでキャピキャピ騒ぐアイドル、ダサーみたいな。女の敵は女ってやつですね。
ステージが違う
それがここ数年でしょうか・・・
さっしーが、まゆゆが、珠理奈(敬称略)が可愛くて仕方ない。
可愛い子をアゲることで、余裕のある大人のフリして自分も上げる作戦とかいう面倒クサいやつではありません。テレビで偶然見かけるとおやおやとつい手を止めてしまう、割と本気の興味。
もう明らかステージが違うから、観賞の対象として純粋に楽しめるのだと悟ります。
自分がそうした(もてはやされたりキャピキャピできる)立場になるという可能性がゼロという事実を前に、純粋にエンタメとして楽しめるのです。
以前のダッセーとかいう負の感情は、やはり憧れとか嫉妬の裏返しだったのでしょう。今思えば大層イタイ感情だとよくわかります。
思えばファッションだってそうなんですよね。
いわゆる甘めのガーリーな格好を見ては、若かりしくらためは心のどこかでディスっていたように思う。もちろん自分のことは棚の上にあげまくって。
ところが、今年は腕肩をがっつり出して、盛り袖やフリルたっぷりのトップスなどを着こなす女性たちを見ては、「すっごい可愛い」と思う。
このボリュームスリーブオフショルダープルオーバーとか会社の飲み会に着て着た後輩とか可愛すぎるでしょう。愛でるよっ。
こうしてどんどん、特に流行りものについては「自分が当事者」というよりも、どこが違う世界での現象だと感じるようになっていくのでしょう。
自分のいるステージとは違うという妙な線引きがされているからこそ、みんな可愛い。ほほえましい。
そう思うと、なんだか肩の力がふっと抜ける気もするのでした。小さい奴だわ全く。
それにしても顔と名前が一致するメンバーの卒業はこれまた寂しいものですね。AKBメンバーのこと、「可愛い」から「全くわからない」になる日も近いようです。
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