こんにちは、くらためです。
ペキってご存知ですか。
潔癖症の方のことを親しみを込めて呼んだり、自ら自虐的に呼んだりするようです。
こうした方の胸の内を描く漫画がなかなか興味深く、考えさせられます。
インスタ漫画界の新星
インスタグラム(以下インスタ)で絵日記や漫画、イラストを投稿する方が増えています。見るのは無料だし、描く側にとってはは多くの方の目に触れる機会になりますね。
数ある投稿の中でついつい見るどころか楽しみにしている漫画。
それがeegikaさんの描くペキ男とガサ女です。
一気にまとめて読みたいので、たまにログインした際の楽しみにしています。
漫画とキャプション
作者である@ggeikaさんの本名や経歴などの情報はあいにくありません。
そして著作権の都合上ここに画像を貼ることもしませんが、細く柔らかい線でとても魅力ある絵を描かれるのです。
さらに魅力なのが、@ggeikaさんにより、画についてのキャプション。つまりインスタの投稿文章で、作者自らがストーリーの説明をされているのです。
そして、フォロワーの増加を喜び感謝の言葉を述べられている。
これが紙媒体や電子書籍とも違う、SNS発信の漫画ならではの面白さだと思います。
作者さんのお人柄も伝わり、またなんとなく距離が近い感じがして、ファン度が増します。
あらすじ
潔癖症の男性と、ズボラな女性。
全く逆のふたりが偶然出会い、特別な感情が芽生えていく様子が、男性・女性のそれぞれの目線で描かれています。
それだけでもうワクワクしますー!!
お互いにない部分に驚きためらいつつも、惹かれ合うという王道設定。
いや〜定番っていいね!
ハラハラしつつも安心して読める快感がたまりません。
見どころと気づき、そして共感
潔癖症の方は、つきまとう疑念と不安に突き動かされた結果そうした状態にあるということ。
好きで毎日毎日掃除をしているわけではないということ。
それがこの漫画を読んでの気づきでした。あくまで一例でしょうし全員がそうとは限りませんが。
シンプルライフ界隈のみなさんやミニマリストの多くは、少なからず綺麗にしたことへの達成感や爽快感を求めたり、実際にそれを感じたりすると思うのです。
つまり、心地いいし楽しいからやる。
一方、潔癖男子は違うんですよね。
”「汚れてしまうかもしれない」という焦燥感が僕を動かしている〜(中略)〜生物が生きるために必要な何かをどこかに落としてきてしまったのかもしれない(本文より)”
その生きづらさや葛藤、諦めのようなもの。
物心ついた頃から「潔癖症」と敬遠されてきた胸の内が、只今絶賛描かれております。
どちらかというとズボラ女子の方の思考に近く、趣味的に片付けだのミニマルだのほざいているくらためとの温度差たるや・・・
そして、常にどうにかしないとというゆるい焦りがあるようなないような、ズボラ女子のふわふわ感にもすごく共感です。
こうした、どちらの目線でも気づきや共感があるのが見所だと思うのですよ。
ペキ男とガサ女の行く末が、たまらなく楽しみです。
無料ですのでみなさまもぜひ。#ペキ #潔癖男子 でたどり着けます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
(追記&歓喜)ついに本になりました!