制服化

『着かた、生きかた』感想・レビューと今後に活かしたいこと。

こんにちは、パックしめじのくらためいです。
読んだ方にしか分からないネタですみません。

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生きかた変われば、着かたも変わる

 

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累計40万部を超えた前作『服を買うなら、捨てなさい』(以下、『服を買うなら〜』)では、似合わなくなったものを手放すための考え方がまとめられています。

綴られるエピソードは厳しくも正論で、似合うと思うものを着ればいいんだと納得。
服の買い方が変わりました(というか買わなくなりました)。

雑誌やSNSなどで見るおしゃれを幻想だときっぱりと綴るスタイリストさんの言葉は、わかる!と思えることばかりで実用的でした。

そんな地曳いく子さんの新しい著書『着かた、生きかた』が発売になったので、さっそく読んでみました。

 

まず思ったのは、この2冊は明らかに性質が異なるということです。
※多少のネタバレがありますので、まだお読みで無い方は気をつけてくださいね。

 

前著『服を買うなら、捨てなさい』では、もはや似合わなくなってしまった「不要な服の清算方法」について考えました。そして次に考えたのが、楽に効率よく「おしゃれパワー(体力、気力、財力)」を使って「スタイル」を見つける方法です。(Amazon商品紹介より)

 

『服を買うなら〜』では、似合うものや好きなものだけを着るという前提で、何枚服があればいいのかとその選び方が具体的な例とともに述べられていました。
その歯切れの良さとわかりやすさが、多くの女性に響いたのだと思います。

一方の今作は、ファッションそのものについての明確な提案というよりも、「あなた次第」という点が強調されています。
よく言えばとても考えさせられる内容、そうでなければ少しぼんやりとした印象です。

前作を読んである程度クローゼットと頭の中がすっきりしていれば、参考になることは間違いありません。さらさらと一気に読めますよ。

 

そんな『着かた、生きかた』のなかで印象に残ったこと&感じたことは次の3点です。

①30代以降、生きかたはひとそれぞれ
②生きかたによって着かたは変わってくる
③どう生きているか、どう生きたいかを自分自身でよく見つめることで、しっくりくるものやその量がわかる

 

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気になる箇所は書き出す派。

 

30代からの生きかたは人それぞれ。

前作にも書かれていましたが、若い頃はなにを着てもそれなりにかわいくみえるそう。
この点についてはそうだったかなーと疑っております。

そして、30代にさしかかる頃から個性が際立ってくる。
まさにアラサーの管理人も感じています。

 

30代からのおしゃれは「個人化」していく。 (着かた、生きかた 33頁)

 

周りを見回しても、家庭の有無、仕事の有無とその内容、経済状況など、暮らしかたが人それぞれになっていきます。
ひとりひとり、生き方の軸ができていくのです。

そもそも体型の特徴も、顔もみんな違う。好みだって違う。
加えてライフスタイルに個人差が出てくるとなれば、流行のおしゃれだからといって全員に似合うということはありえません。

だからこそ、自分に似合うおしゃれがあり、それを見つけていこうというわけですね。

ちなみに、こうした個人化をきのこに例えて、パックしめじがマツタケやなめこになっていくと表現されています。

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 生きかたによって、着かたが変わる。

例えば専業主婦と会社員では、着るものが違うことは容易に想像できます。
会社に行かなくて良いならジャケットなんて着ないですもん。
好み、機能性、ケアのしやすさ、TPOなど服選びの基準はライフスタイルによって様々ですよね。

自分のスタイルが分からないという意見に対する答えも印象的でした。
誰しも普段から服を着ています。
今よく手に取る服、それこそがあなたの今のスタイルであると述べられています。
憧れのものとは違うかもしれないけれど、これが今の自分。
すごくシンプルな話ですね。

ちなみに、アラサーでシングルは仕事もバリバリ。
一番自由にファッションを楽しめるらしい。
ヒールだってどんとこい。車移動なら大きな荷物だってへっちゃらだと。

…自分のファッション能力の低さを感じた瞬間です。

 

自分を見つめることで、しっくり。

服のバリエーションも売り方も多様化していています。
そんな中で本当に似合うものを見つけるためには、自分の顔、からだ、今どう生きているかを客観的に見つめることが大切だと教えてくれます。

トレンドは全部取り入れたいと思う日本人。
ビュッフェは全種類食べたいと思う日本人。
もっと自分の軸で好きなものを楽しんだらいいじゃない、と背中を押してくれます。

本書にあるような着かたや選び方が自然にできるようになるのは、きっとまだ先のこと。
とはいえ、この視点を持って今からもの選びをすることができるのはとてもラッキー。

すでに制服化をはじめています。
『着かた、生きかた』を読み、数を減らすことにこだわるのではなく、今の自分を生かすものの持ち方を今一度考えてみたいと思いました。
特に、良いところや得意なことを伸ばすという視点を取り入れたいです。

そのためには自分のことをもっと知らないといけないですね。
本当のことを知る覚悟が要りそうです。

まとめ

前作に続きさらさらと読める『着かた、生きかた』。
誰にとってもマストハブなアイテムなんてない。
似合うものだけを着ればいい。
世間のトレンドと自分のおしゃれが違うことを再認識できます。

自分だけのおしゃれを見つけたくなる、そんな1冊です。

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